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村山順次郎
 
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保育施設の立ち入り今年度1カ所だけ

市のチェック体制不十分
2018年3月30日

保育の質を確保するために定められた基準が保育施設で守られているか確認し、不足があれば指導をすることが重要です。全国的には、死亡事故を含む保育施設での事故やトラブルがたびたび報じられています。

読売新聞が1月8日に報じたところによれば、「2016年度に自治体による立ち入り調査を受けた保育施設が、対象施設の65%にとどまることが読売新聞の調査でわかった。国は児童福祉法などに基づき、自治体に原則年1回以上の立ち入りを求めている」とし、「自治体別で実施割合が最も低かったのは東京都の15%」と安全のための点検が不十分であることを指摘しています。

私は、厚生委員会の質疑で東京都の立ち入り調査が今年度において何回、何施設で実施されたか質問しました。担当部は、1施設で1回立ち入り調査があり、それに立ち会ったと答えました。現状では新たに開設された保育施設で1回のみ、立ち入り調査を実施されている状況です。

さらに、市が認可した家庭的保育事業である0歳から2歳の子どもの保育を担う小規模保育施設への立ち入り調査は開設前に実施するのみで、開設後に運営状況の確認は実施していないことがわかりました。担当部は「計画的に実施していきたい」と改善を検討する答弁をしています。

保育の待機児童を解消するため保育施設を増やしていくことと同時に、安心して子どもを預けられる保育施設とするためのチェック体制を用意することは、市行政として大切な役割です。万が一の事故やトラブルを未然に防ぐ体制が担当部に整っているとは言えない状況は大きな課題です。保育実践を積んできた公立保育園の保育士さんの知恵もかりながら、立ち入り調査を実施するチームを作り、市内保育施設が適切な保育が実施する仕組みづくりが求められています。

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